妙本寺タイトル


妙本寺 桜

●概要&歴史
日蓮宗。1260年(文応1)北条氏により滅ぼされた比企能員の子能本が亡父と一族の霊を弔うため日朗を開山に創建。鎌倉幕府内の権力闘争は壮絶で、比企能員の娘若狭局が源頼家の側室として一幡を生んだことから、勢力の拡大を恐れた北条時政が先手をうって、この寺域にあった能員の屋敷を襲撃した。一幡は焼死、若狭局は井戸に身を投げた。 参道には杉の大木が鬱蒼と茂り奥ゆきの深い境内をもつ。訪れる人も意外に少ないので、心休まるひとときを過ごせる隠れた名刹。

●見どころ
比企一族の墓:
一幡袖塚:上述の一幡の墓
蛇苦止(じゃくし)堂:井戸に身を投げ蛇と化して北条氏を苦しめたという若狭局を祀る社。境内入って左手奥にある。身を投げたという井戸・蛇形の井が脇にあり、松葉ヶ谷の六方の井とつながっていると伝わる。

●建築&美術
祖師堂:鎌倉では最大級の木造建築。風雪にまかせたいい意味での古さが魅力。
伽藍配置:日蓮宗独特の「二門二堂」をとる。総門と二天門、本堂と祖師堂。

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4月上 桜 4月下 新緑 5月上 シャガ
11/12 カキ
11/12 黄葉
8/1 のうぜんかづら 11/12 カキ 11/12 黄葉
12/20 カエデ
2/4 ウメ
12/20 カエデ 2/4 ウメ 法華堂の彫刻


<早春>ウメ(紅)他
<春>サクラ、カイドウ、ツツジ、シャガ他
<初夏>
<夏>フヨウ、ノウゼンカズラ他
<秋>イチョウ、モミジ
<冬>

カイドウの大木は鎌倉有数で4月中旬に花をつける。この下で一人の女性をめぐって10年以上も絶好状態にあった小林秀雄と中原中也が和解をしたというエピソードもある。



JR鎌倉より徒歩12分 境内自由 鎌倉市大町1-15-1 TEL0467-22-0777