東慶寺本堂
●概要&歴史
1285年(弘安8)北条時宗夫人覚山尼による開山。臨済宗の寺。覚山尼が縁切寺法※を設け勅許を得て以来、縁切寺としての歴史が始まる。後醍醐天皇の皇女が五世住職となってからのち、土地の名にちなんで松ヶ岡御所と呼ばれるようになり、以降松ヶ岡が縁切寺の代名詞となり、歌に詠まれるようになった。但し明治以降は男僧が住職を務めている。
●見どころ
境内奥には鈴木大拙、西田幾太郎、和辻哲郎ら多くの著名文化人たちが眠る墓地がある。
●建築&美術
本堂近くの松ヶ岡宝蔵には、元太平寺の本尊聖観音菩薩立像(重文)、離縁状等古文書などが展示されている。
水月堂には鎌倉三十三観音の一つ、水月観音が祀られている。水面に映る月を眺めているもので、この世のはかなさを暗示している。
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アジサイ鎌倉三名所の一。早春の梅も見事。
<早春>ウメ(紅白)
<春>シャガ、シダレザクラ、白モクレン、ツツジ ジュウニヒトエ他
<初夏>イワタバコ、ハナショウブ、 アジサイ
<夏>キキョウ、サルスベリ他
<秋>コスモス、キンモクセイ、ハギ、紅葉他
<冬>ロウバイ
明月院、曼陀羅堂跡と並んでアジサイが美しい。明月院の迫力の青一色に比べて白系が多いため可憐な風情。 早春の紅白の梅も有名だが梅雨時のハナショウブも実に見事。
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JR北鎌倉より徒歩3分 開8:30-17:00(11月-16:00) 拝300円 鎌倉市山ノ内1367 TEL0467-22-1663
(松ヶ岡宝蔵は別途300円 10:00-15:00 月曜休館(祝日は開館) 水月観音は往復はがきによる拝観申込みが必要)
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